呂宋助左衛門と松本幸四郎の本名は?黄金の日々と真田丸で秀吉に献上した壺の謎!
NHK大河ドラマ真田丸28話に松本幸四郎さんが呂宋助左衛門のキャストで出演されます。
松本幸四郎さんは、38年前同じくNHK大河ドラマの「黄金の日々」でも呂宋助左衛門のキャストで、主演されています。
脚本家の三谷幸喜さんからの絶っての願いで実現したキャストだそうです!
大河ドラマファンとしては嬉しい限りですね!
本日は、呂宋助左衛門とはどんな人物だったのか、本名を含め秀吉に献上したことで有名な壺に関しても調べてみました。
そして、キャストの松本幸四郎さんについても調べました。
黄金の日々で呂宋助左衛門を演じているお姿も動画でご紹介致します!
目次
呂宋助左衛門とは?本名や生涯!ルソン壺の謎!
呂宋助左衛門(るそん すけざえもん)の本名は?
呂宗助左衛門(るそん すけざえもん)の本名は、納屋助左衛門(なや すけざえもん)です!
なぜ、呂宗助左衛門になったのでしょうね?
それには、堺(さかい)の町について語らねばなりません。
当時、堺港は天然の良港として海外貿易の基地でした。
堺の商人たちは、港に陸揚げされる物資を倉庫を建てて預かっていたのです。
この倉庫こそ、『納屋』‟なや”といいます。
呂宋助左衛門は、この『納屋』を姓とする、堺の商人だったのです。
父は、堺の貿易商・納屋才助といわれています。
また、もう一つ呼び名があって、魚屋助左衛門(ちや すけざえもん)ともよばれていました。
昔の方って、なんでこんなに名前が沢山あるのでしょう!!
戸籍がキッチリしていなかったからでしょうかね。
なぜ、呂宋助左衛門と呼ばれたかですが、
『太閤記』に記されているところによると、安土桃山時代にルソンに渡り、貿易商を営むことで巨万の富を得たからのようです。
呂宋助左衛門の生涯!豪快過ぎる!
NHK大河ドラマ「黄金の日々」は、呂宋助左衛門の生涯を描いたドラマでしたが、スケールがでっかくてキャスト陣がメチャクチャ大物揃いで、「真田丸」に負けず劣らず、素晴らしい内容でした!
呂宋助左衛門については、あまりに資料が少ない為、全てが史実通りではないのでしょうが、骨太の人生だったことは確かなようですよ!
とにかく、スカッとしてて、気持ちが良い!!
生まれは、永禄8年(1565年)といわれていますが、正確かどうかはわかりません。
もちろん没年も不明です。
同じく堺の商人の『千利休』が、茶道を通じ大名たちと結びつきを深め、利権を手にしていたのとは、一線を隔した生き方をしたからのようです!
呂宋助左衛門は、そんなチマチマした生き方はせず、ドンと大海原に出て勝負していた貿易商でした!
ルソン(現フィリピン)から東南アジア諸国を船で巡り、それこそ壺などを手に入れて商売にしていたのです。
時には海賊たちとも戦い、自らの力で生き抜いて行ったのです!
ルフィ―みたいだ!!
超カッコイイんです!
「貿易王に、オレはなる!」
言ったかどうかは定かではありませんが、、天下人・秀吉をだまくらかし、一儲けしたのですから、器がでかい!
その後、この壺の正体が秀吉にバレてしまいます。
さらに、豪華な生活をしていたため、それを石田三成(また悪ものです(笑))が秀吉に讒言(言いつけること)し、財産を没収されそうになります。
しかし、それを事前に察知した呂宋助左衛門は、豪華な邸宅や財物を菩提寺である大安寺に寄進して、とっととルソンへ逃げ出したそうです。
慶長12年(1607年)に、スペインがカンボジアに介入した後に、ルソンからカンボジアに渡ります。
そこで、カンボジア国王に気に入られ、そこでも豪商になったと言います!
秀吉が、領土拡大の為に侵略戦争を仕掛けたのにくらべ、平和で楽しい生き方です!
天下人・秀吉に献上した『壺』の謎!ちゃっかりしてる!
呂宋助左衛門が秀吉に献上した品は、壺だけではありません。
蝋燭や唐傘、香料など、日本では到底手に入らない珍しい品々を献上しています。
では、なぜ「壺」だけがクローズアップされるのでしょうか?
実はこの壺、目利きはかの有名な千利休が行ったという逸話があります。
事実かどうかは不明ですが、茶人として名を成していた千利休が、ただの壺を「名器」と評すれば、おのずと値打があがります。
実は、この壺、現地ルソンでは、一般人が「便器」として使っていたものらしいです!
これを知った、秀吉が激怒し、国外追放となったと言われています。
「ただの安物の壺」っていうだけなら、秀吉も笑って見過ごすでしょうけれど、「便器」は、NGですよね!
でも、小気味いいですね!
日本一の権力者を手玉に取って、便器を献上するなんて!
松本幸四郎さんとは?本名や驚きの家系図!
松本幸四郎さんの本名やこれまでの活躍!
松本幸四郎さんは、名跡をついで九代目 松本幸四郎(くだいめ まつもとこうしろう)名乗る歌舞伎役者さんであり、舞踊家でもあります。
これまでに襲名した名前は以下の通りです。
・二代目 松本金太郎
・六代目 市川染五郎
・九代目 松本幸四郎
代々名跡です。
また、舞台演出の際には、九代琴松というお名前をお持ちです。
本名は、藤間 昭暁(ふじま てるあき)さんとおっしゃいます。
屋号は高麗屋。
もうここまでくると、どれがどれやらわからなくなりますね(笑)
お誕生日は1942年8月19日、血液型はB型です。
八代目松本幸四郎(初代松本白鸚)のご長男として生まれ、
3歳では初舞台を踏み、二代目松本金太郎を襲名しています。
暁星中学校・高等学校を卒業後、早稲田大学第一文学部演劇科に入りますが中退されています。
1969年に藤間紀子さんとご結婚され、一男二女を授かっています。
1970年にはニューヨーク・ブロードウェイで『ラ・マンチャの男』を英語で公演しています。
1978年にNHK大河ドラマ『黄金の日々』で主演・呂宋助左衛門を演じ脚光を浴びます。
1981年10月~11月の歌舞伎座公演『勧進帳』の弁慶で九代目松本幸四郎を襲名します。
受賞歴は多数で、日本藝術院会員でもあります。
驚きの家系図!
ぐるっと見渡す限り、有名人ばかり!
説明の必要もないくらいですね!
黄金の日々の動画、懐かしい!さすが、大河ドラマの俳優陣!
それでは、かなり懐かしい動画をご覧いただきましょう。
これをご覧いただいて、NHK大河ドラマ「真田丸」の呂宋助左衛門のキャスト松本幸四郎さんをご覧になれば、年輪といいますか感慨深いものがあります!
お若くて、覇気があって清々しい『黄金の日々』での呂宋助左衛門の松本幸四郎さん。
熟練の風格漂う『真田丸』での呂宋助左衛門・松本幸四郎さん。
どちらも素晴らしいし、どちらも拝見できる幸せを感じます!
まとめ
呂宋助左衛門とは?本名や生涯!ルソン壺の謎!
・呂宋助左衛門の本名は、納屋助左衛門(なや すけざえもん)です。
他にも、魚屋助左衛門(ちや すけざえもん)とも呼ばれていました。
・茶道を通じ大名たちと懇意になり利権を手にした千利休とは一線を隔した生き方をします。
・秀吉に、壺や唐傘など珍品を献上しますが、壺の謎がバレてしまい激怒させてしまいます。
・あまりに豪華な暮らしぶりを石田三成により秀吉に告げ口されてしまい、財産没収・国外追放の憂き目に遭います。
・しかし、海の向こうにとっとと逃げた呂宗助左衛門は、やがてカンボジア国王の信任を得て再度豪商になります。
松本幸四郎さんとは?本名や驚きの家系図!
・松本幸四郎は、代々名跡で、現・松本幸四郎は九代目です。
・本名は藤間 昭暁(ふじま てるあき)さんです。
・家系図は見てビックリの有名人一家です。
黄金の日々と真田丸
・黄金の日々で、若き日の呂宗助左衛門を演じる松本幸四郎さんと真田丸で呂宗助左衛門を演じる松本幸四郎さん、違った魅力があり感慨無量です。
真田丸28話のネタバレとあらすじはコチラです。あわせてご覧ください。
では、本日も最後までご覧いただき有難うございました。
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